私たちは日常の様々な場面で「決断」を求められます。
例えば、今日着る服、何を食べるか、何時に寝る、何を話すかなど。
日常的なことでは無意識に決めていることもたくさんあるはずなのに、「私は決めるのが苦手」と思っていませんか?
そもそも、なぜ私たちは決断を迷うのでしょうか。
今回は、「決められない」心理的な要因と対策についてご紹介します。
◆不安やオソレから決められない
人は「わからない」ことに、不安とオソレを感じます。
新しいことは「わからないこと」だらけなので、決めるのが怖くなりやすいのです。
例えば、知らない場所に引越すとしたら。
「本当にこの場所を選んでいいのだろうか?」と迷う人もいるでしょう。
あるいは、かつての引越しの嫌だった出来事を思い出して、不安になる人もいるでしょう。
恋人選びや、結婚・離婚、転職の決断なども、「今までと違う状況を選ぶ」ことになるので、迷いやすいでしょう。
決断の結果が人生を左右するような大きなターニングポイントだと思うほど、決めるのが怖くなったりもします。
決断しようとする時、新しい選択をしようとする時、不安やオソレは自然に湧いてくるものです。
不安になる自分、怖くなる自分を、どうか「決められない」と責めないであげてくださいね。
◇気持ちに寄り添う
不安やオソレを感じているなら。
「私、不安なんだな〜」「ちょっと怖いって感じているんだな」と、不安やオソレを受け入れ、その気持ちに寄り添ってみましょう。
自分の感情を否定せず、存在を認めていきましょう。
その感情の存在を認めることで、気持ちが落ち着きやすくなります。
◇ビジョンを思い描く
その決断をした先に、どんな希望あふれる未来が待っているでしょうか。
不安やオソレにとらわれていると、つい「こうなったらどうしよう?」と、うまくいかない未来を想像しがちです。
慎重派の人ほど、うまくいかない未来とは反対の楽しい想像を忘れがちです。
だからこそ、あえて「もしいいことがあるとしたら?」と、想像することが大切なのです。
新たな可能性や、自分自身の成長もイメージしてみましょう。
例えば、引越し先にはこれまで知らなかった美味しい物があるかもしれませんし、素敵な出会いがあったり、お気に入りの場所が増えたりするかもしれません。
どんな出来事が起こったとしても、あなたが「幸せを感じる」ことを選んでいけば、未来には必ず希望があります。
◆他人軸になって決められない
「こっちを選んだら、どう思われるだろう?」と気にしていませんか?
つい誰かの顔色をうかがってしまったり、誰かの期待にこたえようとしたり、自分よりも他人を優先することが癖になっていませんか?
かつて親が過保護・過干渉だった場合は、あなたに決定権が与えられなかったのかもしれません。
あるいは、「いい子でいなきゃ」と、親が喜ぶ選択肢を選び続けてきたのかもしれません。
誰かのために選択してばかりで、自分のための選択には慣れていないのではないでしょうか。
もしくは、これまで「正しい選択は?」と考えて選び、「私が〜したい」と思う気持ちを封印してきたのかもしれませんね。
◇自分の気持ちを大事にする
「誰かがどう思うか?」ではなく、「自分がどうしたいのか」を大切にしてみましょう。
あなたは本当は何が好きで、何が嫌いで、どんなことに興味がある人なのでしょうか?
自分の感情や感覚を確かめてみましょう。
自分の感情や感覚を大事にしていくと、自分が何を大切にしたいのか、どんな人生を歩みたいのかがハッキリしてくるでしょう。
例えば、安定した仕事を手放してでも、好きなことを仕事にする方が幸せなら、それもOKでしょう。
「しなければならない」と考えるのを一旦横に置いて、「私がしたいこと」「私にとっての幸せ」を考える時間を取ってみましょう。
◇憧れの人から学ぶ
何となく心惹かれる人、憧れる人はいませんか?
ちなみに、私は田中泯さん(ダンサー)に心惹かれています。
自然とつながり、心とつながり、体とつながり、人の想いとつながる、言葉にならない存在感に心惹かれます。
憧れる人と、憧れる理由、それは私たちが大切にしたいものを教えてくれるでしょう。
また、憧れる人のどんな要素に憧れるのでしょうか?
例えば、大泉洋さんに憧れる、AさんとBさんがいたとします。
Aさんは、大泉さんの面白いところに憧れる、Bさんは、大泉さんのどんな人とも親しく話せるところに憧れるといったように、憧れる要素は人それぞれです。
Aさんなら、面白いと感じる環境や人間関係が幸せになるのかもしれません。
Bさんなら、親密さのある関係、遠慮や我慢のない気さくな関係を幸せに感じるのかもしれません。
自分が大切にしたいもの・自分が幸せを感じる要素を知ると、決断に役立つでしょう。
◆選択肢が多くて決められない
「選択肢がない」よりは「選択肢がある」方がいいのですが、選択肢が多すぎるのも困ってしまいますよね。
普段から「あれも、これも」といろいろなことが気になってしまうタイプは、いろいろな想定が得意な人も多く、つい考えすぎてしまうことがあるようです。
◇優先順位をつける
決断するのに、自分にとって大切なものの優先順位を考えてみましょう。
例えば、引越しの物件選びには、たくさんの条件があります。
地域、駅からの距離、家賃、広さ、間取り、日当たり、設備…など。
自分にとって優先したいもの、妥協できないものがわかっていると、候補を絞り込み、決断しやすくなるでしょう。
仕事選びでも、パートナー選びでも、まずは自分にとっての優先順位を知るところから始めてみましょう。
◇消極的な選択でもOK
何かを決める時に「〜したい」と積極的な選択をしなければならないと思っていませんか?
もちろん、意欲的に選んでいくことは素晴らしいことです。
しかし、「したくない」こと以外から選ぶという消極的な選択方法もあっていいのです。
例えば、仕事を探していて、「これがしたい」というのは特になかったとします。
したいことは明確ではないけれども、「電話応対は絶対したくない」としたら。
電話応対のない仕事を選ぶという決め方も、自分の意思を尊重した立派な選択です。
◆自分を幸せにする決断を
結婚・離婚・転職など、自分にとって重要な決断に立ち向かうときほど迷いが出やすいものです。
大切に思えば思うほど、簡単に決められないのも自然なことでしょう。
「決められない」と自分を責めることよりも、「自分は何を大切にしたいのか」に気がつくことを優先していただければと思います。
そして、ぜひ、あなた自身を幸せにする選択・決断をしていただければと思います。
心を整理するために、心理カウンセリングや【心を癒す1DAYセッション】をご利用くださいませ。
決断する・腹をくくる・覚悟を決めることを「コミットメント」とか「コミットする」と言ったりします。
迷った時や行き詰まった時、その状況を抜け出すために「幸せにコミットする」ことで、方向性や突破口が見つけやすくなります。
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