これは富士登山の体験記(ほぼ備忘録)である。

2023年7月22日(土)
Sツアーのガイド付き吉田ルート1泊2日プランで富士山へ向かった。
「一生に一度は登ってみたい」を「一生に一度は登ってみた」に変える旅。
筋トレを積み、練習登山を重ね、ネット情報を調べまくって装備を揃え、体調を整え、いよいよ本番である。
幸い天気予報は晴れ。
あとは、体力と精神力の勝負である。
**
まずは、富士スバルライン五合目の雲上閣で「富士山カレー」を制覇する。
ここで着替えて、下山後の着替えなどはコインロッカーへ預ける。
高山病対策で、1時間ほど高度順応して、体を慣らすのだ。

参加したツアーは、登山開始前に荷物の重量チェックがあった。
「登頂したいなら、荷物を減らす!」を徹底しているらしい。
正直、何を減らしていいのかわからない。
・水は500ml持参、あとは山小屋で購入すべし
・ゼリー飲料も水分重量に換算する
・有料トイレ用100円玉は1000円くらいで十分(山小屋で両替してもらえる)
・行動食はそんなにいらない(山小屋で食べ物を購入可能)
・日焼け止めなどはグループで共有
・モバイルバッテリーもグループで共有(ケーブルが対応するかは要確認)
・トイレットペーパーはいらない(備え付けあり)
・膝サポーターは登りでは外す(負荷が1.2倍になるらしい)
とのこと。
「この情報、事前に欲しかったよ」と思いつつ。
減らした荷物は下山までその場で預かってくれたのが幸い。
この時点で雨模様。
レインウェア上下やゲイター(スパッツ)を着込んだ状態の重量チェックで合格。
もしこれらが荷物に入っていたら、「もっと軽く」と言われただろう。
そんなこんなで、「大丈夫だろうか?」と緊張しまくりのスタート。
12:50 登山を開始。

六合目の安全指導センターで、
・チップ制のトイレ(ここはPayPayも使えたっぽい)
・山梨県への「富士山保全協力金」1000円(協力者証の木札がもらえる♪)
・ヘルメットの貸し出し(2000円デポジット制、下山時返却で返金。思ったよりも軽量)
を済ませる。
ガイドさんによれば、落石の他、転倒事故にもヘルメットは有効とのこと。

事前に、YouTubeで吉田ルート登山者の動画を見まくって予習してきたつもり。
編集していない現実は、 ひとつひとつのポイントへの距離がめちゃくちゃ長かった。
動画再生を2倍速で見ていたことも、距離感をバグらせた理由だろう。
イメージ・トレーニングする際には注意したいところ。
とはいえ、「ああ、あの山小屋だ」という既視感に、だいぶ安心した。

先頭のガイドさんは、めちゃくちゃゆっくりの一定ペースで先導している。
けれど、ツアー行列の後ろに行くほど、ペースが乱れてくる。
「体力に自信のない人は、先頭ガイドの後ろへ」と言われるが、実際は人が殺到して陣取るのは難しい。
どうやら今回は参加者40名あまりに、ガイド2人のツアー。
むしろ、初対面の人たちを取りまとめるガイドさんの大変さを想像すると、頭が下がる。
そして、大所帯だと、休憩時間の差もひらく。
先に到着した人たちは、最後尾が休憩に入る頃には体が冷え出す。
最後尾は、やっと休憩に入ったと思ったら、「出立」の合図までの時間が短い。

あとは、ひたすら歩き、岩場を登る。
時には、手をついて登るような場所もあり、手袋があると安全。
しばらく歩くうちに、少し慣れてきて。
前の人との距離が空いても、慌てて「追いつこう」と無理しないことにした。
いや、「無理できなかった」のが真実かも。
ひたすら、自分のペースで歩き続ける。
すると、立ち止まっている前の人に、自然と追いつく。
**
混雑時の行列登山だからかもしれないが、練習でのマイペース登山が役に立った気がする。
後ろが詰まるのを気にしなくていいように、登山慣れしている友人が後ろを歩いてくれる。
この配慮にどれだけ救われたか。。。
もうこの時点で、どんなに美しい景色を見ても、写真を撮る余裕はほぼない。
すでに、私は自分のことで精一杯。
他の人を気遣える人たちが、めちゃくちゃカッコよく見えた。

そして、大きな段差を登るときは、恥を承知で「よいしょ」と言う作戦を決行。
この「よいしょ」言っちゃうぞ作戦、絶対効果あると思う。
登るにつれて空気が薄くなるため、高山病対策で、ガイドさんから時々「深呼吸」と声かけがある。
私の場合、練習登山でも、塩分タブレットや塩レモン飴を口に含んでいると、なぜか呼吸がしやすかったので、今回もほぼ絶えず口に入れていた。
泳ぐ時と同じように、息を吸おうとするのではなく、息を吐くことに集中すると、自然と息が吸える。

「山の天気は変わりやすい」と言う通り、途中、雨が降り出した。
頃合いを見て、一度脱いでいたレインウェア上下を再度着込み、ザックカバーをかける。
着るタイミング、脱ぐタイミング、ベテランさんたちは判断も着脱も早い。
さほど大雨にならず、雨上がりには虹が出た。
いつもより近くで見えるような気がして、この虹が「がんばったご褒美」のように思えた。

何度か休憩をとりながら、大所帯の移動は続く。
休憩ごとに、行動食を補給する。
チーズやサラミのタンパク質、キャラメルやチョコや塩羊羹(一口サイズ)や甘納豆の甘味、ミックスナッツやドライフルーツ、ちょっとずつ違う味が「癒し」になる。
七号目トモエ館のクリームパン(黄色テープ)、本八号目トモエ館のアンパン(緑テープ)は、ガイドさんのお勧め。特にアンパンは、「2個買って、1個を翌日の行動食にするのもよし」とのこと。

結構遅くまで明るかったけれど、歩く間に日は暮れていく。
日没も絶景。

登りの段階で、ヘッドライトをつけることに。
帽子のツバの下につけるとか、ライトの角度の設定とか、うっかり人に向けて眩しがらせないとか、使い方のコツを教わった。

当初の到着予定時刻を遅れること2時間あまり。
20時頃に、八合五勺の山小屋「御来光館」に到着。
荷物の取り違え防止のためか、専用の袋に靴を入れてリュックに縛り付け、各自が管理するしくみになっている。
とてもゆっくりペースで登ってきたおかげで、頭痛や吐き気など、高山病の症状はない。
食欲も十分あり、ハンバーグの夕食をおいしく完食。
あたたかいスープが沁みる。

夕食と同時に、朝食用のお弁当(お茶パック・ビニール袋付)を受け取る。
**
食後に宿泊場所を割り振られる。
グループはひとまとまりの場所に、グループの両端で隣り合うのは同性の配置にとの配慮がある。
布団を縦に半分に畳んだ分が一人分のスペース。
枕には不織布のカバー。
隣との間には、頭部分に布での仕切り。

汗だくの体はどんどん冷えていく。
布団にもぐって、慌てて着替える。
すでに就寝している人もいて、スペースにも限りがあり、荷物を整理する余裕はない。
コロナで人数制限して、空間をとってのこの広さ。
平常ならば、もっとぎゅうぎゅうの雑魚寝なのだろう。
**
大事なトイレ事情を少々。
御来光館のトイレは、別建物にある洋式トイレで広くてキレイ。
バイオ式で菌が死滅してしまうため、歯磨きや嘔吐は厳禁とのこと。
トイレは、山小屋ごとに処理方法が違うらしい。
使用料は六合目では200円で、高度を上げると300円になる。
御来光館の場合は、宿泊者は一度支払えば、滞在中は何度使ってもOKだった。
ちなみに、私は普段トイレが近い方だが、移動の汗で大量の水分が出たこともあってか、登り始めてから就寝までのトイレ利用は2回だった。(なお、翌朝から下山までは、起床後と山頂の2回。)
**
山小屋のベットスペースでは、海外の言語、解説風の囁き声(動画撮影?)、酸素缶を吸う音、ビニール袋に触れる音、携帯のバイブ音、そしてイビキの音などが聞こえる。
個人的には、眠れなかった原因は音ではなく、寒さだった。
フリースを着て布団を被るも、まだ寒い。
カイロ1個とネックウォーマーを装着して、何とか落ち着いた。
翌日も登山道の混雑が予想されるため、21時頃に就寝、1時半起床のスケジュール。
**
午前2時、レインウェア上下を着込み、ヘッドライトを装着し、山頂へ向けて再出発。
山頂でのご来光を目指し、ひっきりなしに人が連なって歩いてくる。
暗い中での岩場の登山。
周囲が見えない分、恐怖が少ないかも。
要所には誘導員さんがいて、繰り返し「進んで」とアナウンスしている。
ここは「2列で」とか、「ツアーの人は左側、個人で早く行ける人は右側」とかも。
免許取り立ての運転者のように、車線変更に戸惑ったりもする。
ガイドさんに言われた「割り込まれないように」が、なかなか難しい。
頂上のいい場所でご来光を見たいからだろうか、 心なしか昨日より登山者たちが殺気立っている。
この行列する登山者のヘッドライトの光が、山裾からは山頂のジグザグ道を照らして見えるのだろう。

登山再開から90分ほどで、吉田ルート山頂へ到着。
最も高い位置の山小屋に宿泊したため、山頂までは近かった。
4:40頃の日の出まで、1時間ほどを待つ。
風はそんなに強くなかったが、やはり寒い。
写真を撮る手が震える寒さである。
少しでも体温をあげようと、昨日仕入れたアンパンを口に入れる。
なお、日が出るとすぐに逆光になるため、直前に写真を撮るといいらしい。



雲海と、どんどん広がっていく陽の光。
そして、ご来光。

敬虔な気持ちとか、荘厳な気持ちになるのかなぁと思っていた。
感激に涙する人もいると聞く。
私の場合、“喜び”の反応だった。
「出た!」「やった」「見られてよかった」
しばし、特別な景色を堪能する。

山頂の山口屋で豚汁(1000円)を注文しながら、小屋の中で朝食弁当をいただく。
(たぶん、ツアー者の特権)
温かい汁物のありがたみを、ひしひしと感じる。
ここでもしっかり完食、食欲は健在。

その後の休憩時間で、お守りをいただいたり、写真を撮ったり、トイレに寄ったり。
**
吉田ルートの頂上は、浅間大社奥宮(久須志神社)。
確かに、この地に立った。
体力のある人たちは、ここから日本で一番高い場所である剣ヶ峰3776m にも登るお鉢巡りへ出立。
ガイドさんも「お鉢巡りに行く人には、優しい言葉はかけられない」との厳しい道のり。
当初は「余裕があればお鉢巡りも」と考えていたけれど。
「行けなくはない」の状態だったため、安全を優先して断念。
登山は自己責任。
「せっかくだから」と無理は禁物。
ベストを尽くしたので、後悔はない。
**
だいたい6時半頃だっただろうか、すっかり明るくなったところで、下山開始。

(山中湖が見えた)
下山道は、作業車両(荷揚げ用ブルドーザー)の通る道。
ある程度の幅のある道が何折れも続く、つづらおり。
地質が変わると少し歩き心地が変わるが、基本的には砂や小石のある単調な道がひたすら続く。
砂礫に足がとられる、滑る、足腰への負担が半端ない。
加えて、直射日光での眩しさと、ジリジリと焼ける肌と、舞い上がる砂埃。
岩場を登る登山道とは異なる、過酷さ。

道迷いしやすい須走口の分岐までは、ツアーの一行で移動。
そこからは、各自のペースで下山となった。
**
しばらくして、悲報。
悲しいことに、膝がやられたらしい。
いわゆる「膝が笑う」ってヤツ。
途中何度も立ち止まりながらも、何とか歩を進める。
3回くらいは転んだかなぁ(笑)。
もうね、必死。
「自力で降りるしかない」わけで。
靴に小石が入ったような痛みがあるけれど、確認する余裕もない。
(下山後に見たら、左右ともに親指外側にかけて派手な靴擦れ^^;。
トレッキングシューズの紐をキツく閉めていても、体重がつま先にかかってしまったっぽい。)
帰路のバス時間もあり、
「とにかく降りなくちゃ」と焦る、焦る。
**
ここで、さらなる悲報。
手持ちの水分があと250mlとなる。
ルート上に補給ポイントはない。
リュックに入れて背負うハイドレーションを用意していたため、残量の確認がしにくかったことが敗因と気づくも、後の祭り。

下山に時間をかけるほど、水分も必要になるし。
そういう時ほど、喉が渇いたり、大汗をかいたりして。
もう「何とかする!」と、気力のみで歩き続ける。
「富士登山の最大の難所は下山道にあり」と悟ったさ〜。
途中、作業車両で運ばれる負傷者を見送る。
ちょっぴり羨ましくもあり、「私は自力で降りる!」と覚悟しなおすきっかけにもなった。
**
しばらくして、後から歩いてきたガイドさんたちが合流。
のんびりペース(?)に「大丈夫か?」と驚かれる。
あまりに膝がやられている様子を見かねて、ガイドさんたちにストックを使った補助をしていただく。
ガイドさんもお疲れなのに、本当に申し訳ない。。。
そして、「あれだけ準備したのに」助けてもらいながら歩くしかない。
この様が情けなくて、情けなくて。。。
悔し涙と鼻水が垂れる。(←ここで泣くか〜!)
貴重な水分を出している場合ではないはず。
そんなこんなで。
なんとか七合目の公衆トイレを過ぎ、落石シェルターを2つ越える。
**
六合目の指導センターまでもうすぐ、七合目下という辺り(?)で、下山客を乗せるお馬さんたちが待機していた。
もちろん、できれば自力で下山したかった。
けれども、それ以上に「これ以上、ガイドさんや同行の友人に迷惑をかけられない」との思いがまさった。
ガイドさんの「本格的に膝を痛めない方がいい」とのアドバイスもあり。
思い切って、馬での下山を決断する。
**
とはいえ、乗馬も初体験なのである。

一番大きい馬に乗せると言われ。
数人がかりで足を持ち上げてもらって、なんとか乗馬はしたものの。
最初は、激しい横揺れを乗りこなすのにプチパニックである。
こ、怖い。

(完全にビビりまくっている)
リュックを背負っている重さの分、左右への揺れ幅が大きくなり、体勢の維持に筋力がいる。
確認せずに乗ったけど、これ、どのくらい続くのだろう。
歩くのとは別の意味で、体力が持つだろうか。
「怖いから」と降りるわけにはいかないし、振り落とされて落ちるわけにもいかない。
馬を引いてくれる人に、「まっすぐ乗って」と座り直しを指示される。
その瞬間、ちょっとだけ馬が立ち止まるとホッとする。
もしや、予想外の試練ではないか。
馬上でこっそり悪戦苦闘して。
ようやく、左右の鎧(あぶみ)を踏ん張って、背筋を伸ばした前後動でバランスを取ることに慣れてきた。
脳内では『暴れん坊将軍』のテーマが、「ぱーぱぱー、ぱらぱぱ、ぱらぱーぱぱー、じゃかじゃんじゃん」と流れている。
いや、そんなことでも考えないと、気が紛れないのだ。
揺れのない平坦な場所では、若干左右の景色を見回したりして。
木々の間を抜けるときは、高さのある馬上では木の枝が顔面に当たりそうになる。
狭くて急な下りでは、お馬さんに「重くてごめんね」と思う。
「お馬さん通ります」と人をかき分けて進む場面も幾度かあり、なかなかの注目を浴びる。
何やらスゴイ体験をしているような気がした。
**
そういえば、以前から「乗馬したい!」と望んでいたことを思い出す。
なんだ、「思いがけない形で夢が叶ってるじゃん」と。
そう思えると、急遽、大枚叩いたことにも気持ちの折り合いがついていく。
いやむしろ、「代金を払える現金を持っててよかった」と思う。
結局、40分くらい乗馬して、富士スバルライン五合目に到着。
下馬して、足がガクガクする。
本当に「生まれたての子鹿のよう」になるものなんだと知る。
何とか下山完了した安堵感。
自販機で買った炭酸飲料を一気飲みして、生き返る。
**
「富士登山をした」と胸を張りたかったが、下山をお馬さんでズルしたような複雑さが残っている。
「体力を過信した無謀な登山をしたのではないか」とお叱りがあるかもしれない。
「救助を呼んだわけではない、そこにあったサービスを利用しただけ」と思おうとするが、まだ割り切れないところにいる。
まあ、最高の体験を、こんなモヤる気分で締めくくりがちなのも、ネガティブ族の私のパターンのうちだから「またか」とも思える。
気持ちの消化には、あと少し時間をかけよう。
**
その後、仲間と合流し、預けた荷物を回収し、帰路の集合場所へ。
お土産を買って持ち帰る体力は、もうなかった。
バスに乗車し、「富嶽温泉 花の湯」(富士宮市)へ。
ここでは数種類のお風呂が楽しめる。
そのひとつ「死海の塩の湯」に足を入れたら、靴擦れが激痛。。。
他のお湯は大丈夫だったからと、完全に油断していた。
ヒーヒーしながら、冷水で何とか落ち着ける。
どうにも「ネタ神様がついている」としか思えない展開。
こんなふうにアホでいられる自分のことは、結構好きだったりする。
さっぱりしたら、昼食ビュッフェ。
登山後の温泉、そしてビールとハイカロリー食は至福!
あまりにがっついていて、写真を撮ることも忘れていたさ。
**
次に、「富士山本宮浅間大社」に立ち寄り、参拝。
境内がとっても心地いい。
無事に帰れたことに感謝する。



お宮横丁で、富士山ジェラート(フランボワーズのせ)。
暑いにしても、すごい勢いで溶け出しすぎではないかいと激しくツッコミたくなる。

そののち、高速で日曜の渋滞にはまったものの、22時前には無事に帰宅。
**
翌日は全身筋肉痛、ほぼ1日爆睡。
翌々日も、太もも・ふくらはぎはパンパンのままである。
写真を整理しながら、「本当に登ってきたんだな〜」と、ようやく実感している。
**
昔、父親がボーイスカウトの引率で毎年のように登っていた富士山。
父と一緒に登れなかったことが、どこか心残りであった。
今回の富士登山は、この山に登り続けた父の偉大さを知る体験にもなったように思う。
そしてまた、予想外を処理する柔軟さも含めて、自分の限界を超えるチャレンジともなった。
きっと、これから感じてくることも、たくさんあるだろう。
**
「もう一度登りたい?」と聞かれたら。
「今はわからない」と答えたい。
辛かったけれど、それ以上に、とても楽しかった。
**
ありがとう! 富士山。
ひとつ夢を叶えられたよ。
(あ、乗馬もだから、ふたつかな。)
ガイドの服部さん・田中さん、大変お世話になりありがとうございました。
そして、同行してくれた仲間たちに、心からの感謝を。
どうもありがとう。
最後になりましたが、
皆さまからの応援が「やりきる」強さとなりました。
ありがとうございました。
この夏、皆さまの夢も叶いますように!

2023年7月22日(土)
Sツアーのガイド付き吉田ルート1泊2日プランで富士山へ向かった。
「一生に一度は登ってみたい」を「一生に一度は登ってみた」に変える旅。
筋トレを積み、練習登山を重ね、ネット情報を調べまくって装備を揃え、体調を整え、いよいよ本番である。
幸い天気予報は晴れ。
あとは、体力と精神力の勝負である。
**
まずは、富士スバルライン五合目の雲上閣で「富士山カレー」を制覇する。
ここで着替えて、下山後の着替えなどはコインロッカーへ預ける。
高山病対策で、1時間ほど高度順応して、体を慣らすのだ。

参加したツアーは、登山開始前に荷物の重量チェックがあった。
「登頂したいなら、荷物を減らす!」を徹底しているらしい。
正直、何を減らしていいのかわからない。
・水は500ml持参、あとは山小屋で購入すべし
・ゼリー飲料も水分重量に換算する
・有料トイレ用100円玉は1000円くらいで十分(山小屋で両替してもらえる)
・行動食はそんなにいらない(山小屋で食べ物を購入可能)
・日焼け止めなどはグループで共有
・モバイルバッテリーもグループで共有(ケーブルが対応するかは要確認)
・トイレットペーパーはいらない(備え付けあり)
・膝サポーターは登りでは外す(負荷が1.2倍になるらしい)
とのこと。
「この情報、事前に欲しかったよ」と思いつつ。
減らした荷物は下山までその場で預かってくれたのが幸い。
この時点で雨模様。
レインウェア上下やゲイター(スパッツ)を着込んだ状態の重量チェックで合格。
もしこれらが荷物に入っていたら、「もっと軽く」と言われただろう。
そんなこんなで、「大丈夫だろうか?」と緊張しまくりのスタート。
12:50 登山を開始。

六合目の安全指導センターで、
・チップ制のトイレ(ここはPayPayも使えたっぽい)
・山梨県への「富士山保全協力金」1000円(協力者証の木札がもらえる♪)
・ヘルメットの貸し出し(2000円デポジット制、下山時返却で返金。思ったよりも軽量)
を済ませる。
ガイドさんによれば、落石の他、転倒事故にもヘルメットは有効とのこと。

事前に、YouTubeで吉田ルート登山者の動画を見まくって予習してきたつもり。
編集していない現実は、 ひとつひとつのポイントへの距離がめちゃくちゃ長かった。
動画再生を2倍速で見ていたことも、距離感をバグらせた理由だろう。
イメージ・トレーニングする際には注意したいところ。
とはいえ、「ああ、あの山小屋だ」という既視感に、だいぶ安心した。

先頭のガイドさんは、めちゃくちゃゆっくりの一定ペースで先導している。
けれど、ツアー行列の後ろに行くほど、ペースが乱れてくる。
「体力に自信のない人は、先頭ガイドの後ろへ」と言われるが、実際は人が殺到して陣取るのは難しい。
どうやら今回は参加者40名あまりに、ガイド2人のツアー。
むしろ、初対面の人たちを取りまとめるガイドさんの大変さを想像すると、頭が下がる。
そして、大所帯だと、休憩時間の差もひらく。
先に到着した人たちは、最後尾が休憩に入る頃には体が冷え出す。
最後尾は、やっと休憩に入ったと思ったら、「出立」の合図までの時間が短い。

あとは、ひたすら歩き、岩場を登る。
時には、手をついて登るような場所もあり、手袋があると安全。
しばらく歩くうちに、少し慣れてきて。
前の人との距離が空いても、慌てて「追いつこう」と無理しないことにした。
いや、「無理できなかった」のが真実かも。
ひたすら、自分のペースで歩き続ける。
すると、立ち止まっている前の人に、自然と追いつく。
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混雑時の行列登山だからかもしれないが、練習でのマイペース登山が役に立った気がする。
後ろが詰まるのを気にしなくていいように、登山慣れしている友人が後ろを歩いてくれる。
この配慮にどれだけ救われたか。。。
もうこの時点で、どんなに美しい景色を見ても、写真を撮る余裕はほぼない。
すでに、私は自分のことで精一杯。
他の人を気遣える人たちが、めちゃくちゃカッコよく見えた。

そして、大きな段差を登るときは、恥を承知で「よいしょ」と言う作戦を決行。
この「よいしょ」言っちゃうぞ作戦、絶対効果あると思う。
登るにつれて空気が薄くなるため、高山病対策で、ガイドさんから時々「深呼吸」と声かけがある。
私の場合、練習登山でも、塩分タブレットや塩レモン飴を口に含んでいると、なぜか呼吸がしやすかったので、今回もほぼ絶えず口に入れていた。
泳ぐ時と同じように、息を吸おうとするのではなく、息を吐くことに集中すると、自然と息が吸える。

「山の天気は変わりやすい」と言う通り、途中、雨が降り出した。
頃合いを見て、一度脱いでいたレインウェア上下を再度着込み、ザックカバーをかける。
着るタイミング、脱ぐタイミング、ベテランさんたちは判断も着脱も早い。
さほど大雨にならず、雨上がりには虹が出た。
いつもより近くで見えるような気がして、この虹が「がんばったご褒美」のように思えた。

何度か休憩をとりながら、大所帯の移動は続く。
休憩ごとに、行動食を補給する。
チーズやサラミのタンパク質、キャラメルやチョコや塩羊羹(一口サイズ)や甘納豆の甘味、ミックスナッツやドライフルーツ、ちょっとずつ違う味が「癒し」になる。
七号目トモエ館のクリームパン(黄色テープ)、本八号目トモエ館のアンパン(緑テープ)は、ガイドさんのお勧め。特にアンパンは、「2個買って、1個を翌日の行動食にするのもよし」とのこと。

結構遅くまで明るかったけれど、歩く間に日は暮れていく。
日没も絶景。

登りの段階で、ヘッドライトをつけることに。
帽子のツバの下につけるとか、ライトの角度の設定とか、うっかり人に向けて眩しがらせないとか、使い方のコツを教わった。

当初の到着予定時刻を遅れること2時間あまり。
20時頃に、八合五勺の山小屋「御来光館」に到着。
荷物の取り違え防止のためか、専用の袋に靴を入れてリュックに縛り付け、各自が管理するしくみになっている。
とてもゆっくりペースで登ってきたおかげで、頭痛や吐き気など、高山病の症状はない。
食欲も十分あり、ハンバーグの夕食をおいしく完食。
あたたかいスープが沁みる。

夕食と同時に、朝食用のお弁当(お茶パック・ビニール袋付)を受け取る。
**
食後に宿泊場所を割り振られる。
グループはひとまとまりの場所に、グループの両端で隣り合うのは同性の配置にとの配慮がある。
布団を縦に半分に畳んだ分が一人分のスペース。
枕には不織布のカバー。
隣との間には、頭部分に布での仕切り。

汗だくの体はどんどん冷えていく。
布団にもぐって、慌てて着替える。
すでに就寝している人もいて、スペースにも限りがあり、荷物を整理する余裕はない。
コロナで人数制限して、空間をとってのこの広さ。
平常ならば、もっとぎゅうぎゅうの雑魚寝なのだろう。
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大事なトイレ事情を少々。
御来光館のトイレは、別建物にある洋式トイレで広くてキレイ。
バイオ式で菌が死滅してしまうため、歯磨きや嘔吐は厳禁とのこと。
トイレは、山小屋ごとに処理方法が違うらしい。
使用料は六合目では200円で、高度を上げると300円になる。
御来光館の場合は、宿泊者は一度支払えば、滞在中は何度使ってもOKだった。
ちなみに、私は普段トイレが近い方だが、移動の汗で大量の水分が出たこともあってか、登り始めてから就寝までのトイレ利用は2回だった。(なお、翌朝から下山までは、起床後と山頂の2回。)
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山小屋のベットスペースでは、海外の言語、解説風の囁き声(動画撮影?)、酸素缶を吸う音、ビニール袋に触れる音、携帯のバイブ音、そしてイビキの音などが聞こえる。
個人的には、眠れなかった原因は音ではなく、寒さだった。
フリースを着て布団を被るも、まだ寒い。
カイロ1個とネックウォーマーを装着して、何とか落ち着いた。
翌日も登山道の混雑が予想されるため、21時頃に就寝、1時半起床のスケジュール。
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午前2時、レインウェア上下を着込み、ヘッドライトを装着し、山頂へ向けて再出発。
山頂でのご来光を目指し、ひっきりなしに人が連なって歩いてくる。
暗い中での岩場の登山。
周囲が見えない分、恐怖が少ないかも。
要所には誘導員さんがいて、繰り返し「進んで」とアナウンスしている。
ここは「2列で」とか、「ツアーの人は左側、個人で早く行ける人は右側」とかも。
免許取り立ての運転者のように、車線変更に戸惑ったりもする。
ガイドさんに言われた「割り込まれないように」が、なかなか難しい。
頂上のいい場所でご来光を見たいからだろうか、 心なしか昨日より登山者たちが殺気立っている。
この行列する登山者のヘッドライトの光が、山裾からは山頂のジグザグ道を照らして見えるのだろう。

登山再開から90分ほどで、吉田ルート山頂へ到着。
最も高い位置の山小屋に宿泊したため、山頂までは近かった。
4:40頃の日の出まで、1時間ほどを待つ。
風はそんなに強くなかったが、やはり寒い。
写真を撮る手が震える寒さである。
少しでも体温をあげようと、昨日仕入れたアンパンを口に入れる。
なお、日が出るとすぐに逆光になるため、直前に写真を撮るといいらしい。



雲海と、どんどん広がっていく陽の光。
そして、ご来光。

敬虔な気持ちとか、荘厳な気持ちになるのかなぁと思っていた。
感激に涙する人もいると聞く。
私の場合、“喜び”の反応だった。
「出た!」「やった」「見られてよかった」
しばし、特別な景色を堪能する。

山頂の山口屋で豚汁(1000円)を注文しながら、小屋の中で朝食弁当をいただく。
(たぶん、ツアー者の特権)
温かい汁物のありがたみを、ひしひしと感じる。
ここでもしっかり完食、食欲は健在。

その後の休憩時間で、お守りをいただいたり、写真を撮ったり、トイレに寄ったり。
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吉田ルートの頂上は、浅間大社奥宮(久須志神社)。
確かに、この地に立った。
体力のある人たちは、ここから日本で一番高い場所である剣ヶ峰3776m にも登るお鉢巡りへ出立。
ガイドさんも「お鉢巡りに行く人には、優しい言葉はかけられない」との厳しい道のり。
当初は「余裕があればお鉢巡りも」と考えていたけれど。
「行けなくはない」の状態だったため、安全を優先して断念。
登山は自己責任。
「せっかくだから」と無理は禁物。
ベストを尽くしたので、後悔はない。
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だいたい6時半頃だっただろうか、すっかり明るくなったところで、下山開始。

(山中湖が見えた)
下山道は、作業車両(荷揚げ用ブルドーザー)の通る道。
ある程度の幅のある道が何折れも続く、つづらおり。
地質が変わると少し歩き心地が変わるが、基本的には砂や小石のある単調な道がひたすら続く。
砂礫に足がとられる、滑る、足腰への負担が半端ない。
加えて、直射日光での眩しさと、ジリジリと焼ける肌と、舞い上がる砂埃。
岩場を登る登山道とは異なる、過酷さ。

道迷いしやすい須走口の分岐までは、ツアーの一行で移動。
そこからは、各自のペースで下山となった。
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しばらくして、悲報。
悲しいことに、膝がやられたらしい。
いわゆる「膝が笑う」ってヤツ。
途中何度も立ち止まりながらも、何とか歩を進める。
3回くらいは転んだかなぁ(笑)。
もうね、必死。
「自力で降りるしかない」わけで。
靴に小石が入ったような痛みがあるけれど、確認する余裕もない。
(下山後に見たら、左右ともに親指外側にかけて派手な靴擦れ^^;。
トレッキングシューズの紐をキツく閉めていても、体重がつま先にかかってしまったっぽい。)
帰路のバス時間もあり、
「とにかく降りなくちゃ」と焦る、焦る。
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ここで、さらなる悲報。
手持ちの水分があと250mlとなる。
ルート上に補給ポイントはない。
リュックに入れて背負うハイドレーションを用意していたため、残量の確認がしにくかったことが敗因と気づくも、後の祭り。

下山に時間をかけるほど、水分も必要になるし。
そういう時ほど、喉が渇いたり、大汗をかいたりして。
もう「何とかする!」と、気力のみで歩き続ける。
「富士登山の最大の難所は下山道にあり」と悟ったさ〜。
途中、作業車両で運ばれる負傷者を見送る。
ちょっぴり羨ましくもあり、「私は自力で降りる!」と覚悟しなおすきっかけにもなった。
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しばらくして、後から歩いてきたガイドさんたちが合流。
のんびりペース(?)に「大丈夫か?」と驚かれる。
あまりに膝がやられている様子を見かねて、ガイドさんたちにストックを使った補助をしていただく。
ガイドさんもお疲れなのに、本当に申し訳ない。。。
そして、「あれだけ準備したのに」助けてもらいながら歩くしかない。
この様が情けなくて、情けなくて。。。
悔し涙と鼻水が垂れる。(←ここで泣くか〜!)
貴重な水分を出している場合ではないはず。
そんなこんなで。
なんとか七合目の公衆トイレを過ぎ、落石シェルターを2つ越える。
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六合目の指導センターまでもうすぐ、七合目下という辺り(?)で、下山客を乗せるお馬さんたちが待機していた。
もちろん、できれば自力で下山したかった。
けれども、それ以上に「これ以上、ガイドさんや同行の友人に迷惑をかけられない」との思いがまさった。
ガイドさんの「本格的に膝を痛めない方がいい」とのアドバイスもあり。
思い切って、馬での下山を決断する。
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とはいえ、乗馬も初体験なのである。

一番大きい馬に乗せると言われ。
数人がかりで足を持ち上げてもらって、なんとか乗馬はしたものの。
最初は、激しい横揺れを乗りこなすのにプチパニックである。
こ、怖い。

(完全にビビりまくっている)
リュックを背負っている重さの分、左右への揺れ幅が大きくなり、体勢の維持に筋力がいる。
確認せずに乗ったけど、これ、どのくらい続くのだろう。
歩くのとは別の意味で、体力が持つだろうか。
「怖いから」と降りるわけにはいかないし、振り落とされて落ちるわけにもいかない。
馬を引いてくれる人に、「まっすぐ乗って」と座り直しを指示される。
その瞬間、ちょっとだけ馬が立ち止まるとホッとする。
もしや、予想外の試練ではないか。
馬上でこっそり悪戦苦闘して。
ようやく、左右の鎧(あぶみ)を踏ん張って、背筋を伸ばした前後動でバランスを取ることに慣れてきた。
脳内では『暴れん坊将軍』のテーマが、「ぱーぱぱー、ぱらぱぱ、ぱらぱーぱぱー、じゃかじゃんじゃん」と流れている。
いや、そんなことでも考えないと、気が紛れないのだ。
揺れのない平坦な場所では、若干左右の景色を見回したりして。
木々の間を抜けるときは、高さのある馬上では木の枝が顔面に当たりそうになる。
狭くて急な下りでは、お馬さんに「重くてごめんね」と思う。
「お馬さん通ります」と人をかき分けて進む場面も幾度かあり、なかなかの注目を浴びる。
何やらスゴイ体験をしているような気がした。
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そういえば、以前から「乗馬したい!」と望んでいたことを思い出す。
なんだ、「思いがけない形で夢が叶ってるじゃん」と。
そう思えると、急遽、大枚叩いたことにも気持ちの折り合いがついていく。
いやむしろ、「代金を払える現金を持っててよかった」と思う。
結局、40分くらい乗馬して、富士スバルライン五合目に到着。
下馬して、足がガクガクする。
本当に「生まれたての子鹿のよう」になるものなんだと知る。
何とか下山完了した安堵感。
自販機で買った炭酸飲料を一気飲みして、生き返る。
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「富士登山をした」と胸を張りたかったが、下山をお馬さんでズルしたような複雑さが残っている。
「体力を過信した無謀な登山をしたのではないか」とお叱りがあるかもしれない。
「救助を呼んだわけではない、そこにあったサービスを利用しただけ」と思おうとするが、まだ割り切れないところにいる。
まあ、最高の体験を、こんなモヤる気分で締めくくりがちなのも、ネガティブ族の私のパターンのうちだから「またか」とも思える。
気持ちの消化には、あと少し時間をかけよう。
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その後、仲間と合流し、預けた荷物を回収し、帰路の集合場所へ。
お土産を買って持ち帰る体力は、もうなかった。
バスに乗車し、「富嶽温泉 花の湯」(富士宮市)へ。
ここでは数種類のお風呂が楽しめる。
そのひとつ「死海の塩の湯」に足を入れたら、靴擦れが激痛。。。
他のお湯は大丈夫だったからと、完全に油断していた。
ヒーヒーしながら、冷水で何とか落ち着ける。
どうにも「ネタ神様がついている」としか思えない展開。
こんなふうにアホでいられる自分のことは、結構好きだったりする。
さっぱりしたら、昼食ビュッフェ。
登山後の温泉、そしてビールとハイカロリー食は至福!
あまりにがっついていて、写真を撮ることも忘れていたさ。
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次に、「富士山本宮浅間大社」に立ち寄り、参拝。
境内がとっても心地いい。
無事に帰れたことに感謝する。



お宮横丁で、富士山ジェラート(フランボワーズのせ)。
暑いにしても、すごい勢いで溶け出しすぎではないかいと激しくツッコミたくなる。

そののち、高速で日曜の渋滞にはまったものの、22時前には無事に帰宅。
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翌日は全身筋肉痛、ほぼ1日爆睡。
翌々日も、太もも・ふくらはぎはパンパンのままである。
写真を整理しながら、「本当に登ってきたんだな〜」と、ようやく実感している。
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昔、父親がボーイスカウトの引率で毎年のように登っていた富士山。
父と一緒に登れなかったことが、どこか心残りであった。
今回の富士登山は、この山に登り続けた父の偉大さを知る体験にもなったように思う。
そしてまた、予想外を処理する柔軟さも含めて、自分の限界を超えるチャレンジともなった。
きっと、これから感じてくることも、たくさんあるだろう。
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「もう一度登りたい?」と聞かれたら。
「今はわからない」と答えたい。
辛かったけれど、それ以上に、とても楽しかった。
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ありがとう! 富士山。
ひとつ夢を叶えられたよ。
(あ、乗馬もだから、ふたつかな。)
ガイドの服部さん・田中さん、大変お世話になりありがとうございました。
そして、同行してくれた仲間たちに、心からの感謝を。
どうもありがとう。
最後になりましたが、
皆さまからの応援が「やりきる」強さとなりました。
ありがとうございました。
この夏、皆さまの夢も叶いますように!