感情が便秘することがある。

ショックすぎて、感情の処理が追いつかない。

感情がシャットダウンされて、何も感じられない。 

感情は激しく動いているのに、解放できないことは苦しい。

そんな時、涙を流すことができたら、感情の通路が開通するような気がしている。

泣くのも、ひとつの方法。

＊＊

まずは、安全な場所に身を置く。

泣こうが、鼻水を垂らそうが、人目を気にしなくていい環境は大切。

あと、やわらかいティッシュは必需品。

この時ばかりは、肌触りのいいティッシュが心にやさしい。

近くにゴミ箱があると、なお良い。

また、映画館のように、照明は少し暗い方が落ち着きやすいかも。



準備ができたら。

琴線に触れる刺激を自分に与える。

それは、切ない失恋ソングかもしれないし。

悲運の末に結ばれる、ラブストーリーの映画かもしれない。

昔、心に響いた音楽かもしれないし。

寄り添ってくれるペットかもしれない。

仲間同士が助け合う、友情の物語かもしれないし。

心が通い合う、家族の話かもしれない。

世の中には、YouTubeなどという便利なものもあり。

刺激を探すのは、そんなに難しくない。

＊＊

無理に泣こうとする必要はない。

心が勝手に反応してくれるから。

心が反応する刺激を、丁寧に探してみる。

＊＊

そして、刺激が琴線に触れたら。

しばらくは、なすがままに涙を流そう。

それは、数分の出来事。

感情の詰まりがとれるだけでも、少しはスッキリするだろう。

＊＊

もし、冷たい涙で、心が痛むなら。

ひとしきり泣いた後、あたたかいものを心に届けよう。

例えば、失恋ソングで泣いた後に、優しい曲を聞いてみよう。

もし、あたたかい涙で、心が緩むなら。

その感情の中を漂ってみよう。

＊＊

そして、感情は変化していく。

感じるものが変わっていくことを、自分に許そう。 

どんな感情でいるのかを選ぶチカラは、本来自分の中にあるのだから。

＊＊

泣いた後は、しばし、ぼーっとしよう。

ちょっと昼寝をするのもよし。

お散歩などで身体を動かすのもよし。

できるなら、上を向いて、空を仰いでみよう。

感情を出産した身体に、優しくしてあげたい。

＊＊　＊＊　＊＊

たまに、私も自分のメンテナンスに、あえて泣いてみる。

直近、私にフィットしたのは、
さだまさしさんの『奇跡〜大きな愛のように〜』 であった。

えらく懐かしい曲が、遠い昔の記憶と共に、勇気を私に届けてくれた。

大塚統子 自己嫌悪を癒すカウンセラー 仙台と東北が好き@cs_nori

◆心理カウンセラー 大塚統子【心を癒す1DAYセッション】 https://t.co/MxdMzj4FWP 

2022/04/08 22:18:25

◆大塚統子の心理カウンセリングご予約方法