「自分が嫌い」という自己嫌悪を抱えていたり、「自分はダメだ」と自己否定していたりしませんか?
 
自分自身のことをネガティブに思っていると、「きっと人からもそう思われる」と、私たちの心は思いやすいのです。
 
そして、自信がなくなって、「嫌われたかも?」と思ったり、返信が来ないと不安になったりしやすくなります。
 
そこで、大事なのが「ありのままの自分でいい」と思える自己肯定感です。
 

◆自己肯定感とは

 
自己肯定感に、どんなイメージを持っていますか?

「自己肯定」というんだから、自分をほめる・自分を認めるというイメージがありませんか?
 
もちろん、それも大切なことです。
 
そして、「がんばった自分」のことって、愛しやすいと思うんです。

自分のいい面は認めやすいし、表現しやすいものでしょう。

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しかし、いい自分は表に出しても、「いまひとつな自分」は隠そうとしませんか?

両方をあわせて、自分自身なのに。

「いまひとつな自分」を隠した状態では、「ありのままの自分」ではないようです。

ついつい私たちは、「いまひとつな自分」を嫌って自己嫌悪したり、今一つな自分を「ダメだ」と自己否定したりしてしまいます。

しかし、どちらかというと、「いまひとつな自分」をどうやって愛するかが自己肯定感を高めるカギでもあります。

自己肯定感とは、いい自分だけではなく、どんな自分であっても、「ありのままの自分でOKと思える気持ち」です。

欠点を含めて、自分自身を肯定的に受け入れる力が自己肯定感なのです。

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◆自己肯定感の低い人の恋愛傾向

 
自己肯定感が低いと、恋愛でどんなことが起きやすいかというと。
 

●問題ありの人とばかりお付き合いする

 
私たちは無意識的に、自分自身に釣り合うパートナーを選ぼうとします。
 
例えば、100点満点で、「自分は30点の女性だ」と思っていたとします。
 
そうすると、「こんな私を愛してくれるのは、このくらいの人がちょうどいい」と、30点のパートナーを選びやすくなるのです。
 
30点のパートナーは、浮気や借金など何かの問題を抱えていることが多く、苦労の多い恋愛になる場合があります。
 

●お付き合いが難しい相手に恋をする

 
同じように「自分は30点の女性だ」と思っている人でも、「不足分をパートナーに埋めてもらえばいい」と考えるケースもあります。
 
この場合、不足に感じているものが大きいほど、若くて、イケメンで、優しくて…と相手に完璧を求めがちになります。
 
まるでアイドルと恋をするくらい、お付き合いが難しい相手を好きになったりすることもあるようです。
 

●ガマンの多い恋愛

 
嫌われるのが怖くて、ガマンの恋愛、尽くす恋愛をしやすい方もいらっしゃいます。
 
「こんな私と付き合ってくれているのだから」とか、「私を受け入れてくれるのは、この人しかいない」と、本当は辛いことがあっても、その恋愛を終わりにできないといったことも起こりがちです。
 
また、既婚者との関係などで、「自分なんて、わずかな愛がもらえたらそれで十分」と思おうとする方などもいます。
 
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これらのうまくいかない恋愛は、自己肯定感の低さが問題の元になっていることが多くあります。
 
もし自分のことをもっと愛することができたら。
 
問題の多い人と付き合うことが自分にふさわしいと思わないでしょうし、自分の不足をパートナーの完璧さで埋めようとも思わないでしょうし、「嫌われる」という不安からの「我慢しないと愛されない」「尽くさないと愛されない」とも思わないでしょう。
 

◆自己肯定感を高めるには

 
まず、がんばったり、いいことをしたりする「いい自分」は積極的にほめて、認めていきましょう。
 
そして、「いまひとつな自分」のことも、受けとめていきましょう。
 
今回は「いまひとつな自分」を肯定する2つの方法を紹介します。
 

●感じていることを書き出す

 
生きていれば、腹が立つこと、悲しいと思うこと、うらやましいと思うこと、ネガティブな気持ちになることだってあるでしょう。
 
そんな自分を嫌わないであげてほしいのです。
 
感じていることを、思うまま紙に書きだして、自分の中にそれらの気持ちが「存在する」ことをただ認めてみましょう。
 
「そう思ってはダメ」「そう感じてはダメ」と気持ちを止めようとするのは、非常に難しいことなのです。
 
だから、「そう思っているんだな」と自分の気持ちの存在を受け入れてみましょう。
 
その気持ちも自分の一部です。
 
どうか嫌わないであげてくださいね。
 
お友達が苦しい胸の内を打ち明けてきたら、「そう感じたんだね」と共感するように、自分自身の気持ちを否定せずにうけとめてみましょう。
 

●セルフハグ

 
ハグには、癒しホルモンや幸せホルモンの分泌効果があると言われています。
 
時には、自分自身で自分をハグしてあげましょう。
 
体温のぬくもりや体感覚で、無意識的に赤ちゃんの時に愛された記憶とつながり、自分を慈しむことがしやすいでしょう。
 
自分を大切に、優しく丁寧に扱うと、自己肯定感は高めやすくなります。
 
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いまひとつな自分のことを、「そんなこともあるよね」「私にはそういうところもあるよね」「それも含めて私だよね」と思えたら、だいぶ気持ちが軽くなるでしょう。
 

◆落ち込んでも立ち直れればいい

 
恋愛で、「気にしない自分になりたい」「落ち込まない自分になりたい」という方も多くいらっしゃいます。
 
気にしなかったり、落ち込まなくなったりできたら、確かにいいですよね。
 
しかし、残念なことに、人は気になるし、落ち込むものです。
 
ここで大事になってくるのが、「レジリエンス」と言われる「落ち込んでも回復する力」「ストレスに感じた時に柔軟に自分を変える力」です。
 
立ち直る力(レジリエンス)は、自己肯定感を維持するにも大切なものです。
 
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誰だって、辛いことがあればショックを受けるし、悲しいことがあれば泣きたくなります。
 
これは自然なことです。
 
感情をコントロールしようとしても、なかなか難しいでしょう。
 
もし、立ち直っていく力があったら、柔軟に対応できる力があったら、どんなことも乗り越えていけるのではないでしょうか。
 
凹まないようにするのは難しくても、凹んでも立ち直ればいいのです。

凹んだ自分の気持ちもうけとめ、立ち直った自分のことをほめていけたら、そんなことができる自分のことを好きになるのではないでしょうか。
 
自分が好きな自分でいられたら、いい恋愛がしやすくなるでしょう。
 
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