最近、「まつげさんって、すごいんだよ!」と力説しまくっている。

それはなぜかを話す前に、なぜこんな話をするのかを少し説明しておきたい。

私事だが、2016年に体に変調をきたし、髪がすべて抜ける症状が出た。
しばらくのウイッグ生活を経て、今は帽子の人となっている。

そして、昨年末、ついに眉毛ゼロとなり…
先月、まつげもすべて旅立って行った。

詳しい病名は公表をさけるが、ご心配いただくのもなんなので、とりあえず命にかかわる状態ではないことと、感染しないものであることだけはお伝えしておきたい。

ちなみに、回復したら、ヘアドネーション(頭髪を失った子供たちに、寄付された髪の毛で作ったウイッグを無償提供する活動)に協力する野望をもっている。

私に会った時には、「体調どうですか?」とは聞かずに接していただけると嬉しい。

そして、まつげさんの話に戻ろう。


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みなさんは、まつげさんの機能をご存知だろうか?

私は「目にゴミが入らないためのもの」くらいに思っていた。

窓の雨よけ・日よけの庇(ヒサシ)のようなイメージである。

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ネットで知った情報によれば。

元々まつげさんには、目に異物が入ろうとすると、ネコのひげのようなセンサーの働きをして、反射的に目を閉じさせる機能があるらしい。

また、まつげさんが空気の流れをつくり、目の乾燥を防ぐという機能もあるらしい。

まつげさんは意外と高性能で、いい仕事をしているのである。

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そして、ここからが実体験でのリアル話

まつげが抜け始めてからしばらく、目にホコリなどの異物が入り、頻繁に目がゴロゴロする違和感があった。

しかし、これは程なくして気にならなくなった。

慣れたのか、あるいは、状況を身体が感知して、まばたき回数を増やす・涙で洗い流すなど補助してくれているのかもしれない。

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今、異物以上に困ることがあるのである。

それは、まつげさんがないと…

まばたきした後にまぶたがくっつく!ということ。

まばたきして目を開くときに、上のまぶたと下のまぶたがくっついて、ちょいとがんばらないと目が開かないのである。

まばたきのたびに、ひそかにまぶたの筋肉体操をしている状態なのだ。

不思議なもので、1秒もかからないであろう目を開く遅れがハッキリと感じられる。

まつげさんが直接まぶたをはがしやすくしているのか、目が乾燥して出る涙がまぶたをくっつけているのかはわからない。

しかし、まつげさんがあったときには、こうじゃなかった。

まつげさん、ありがとう!
人生で初めてまつげさんに感謝した。

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この話をいろんな人にしまくっていたら、身内に「なくなって、はじめてありがたみがわかるんだよ。」と言われた。

それは、その通り。
その通りなんだけど、私には何かのニュアンスがしっくりこないでいた。

人を亡くしてありがたみを思い知ったのとは、ちょっと違う。

失ったまつげさんを嘆くつもりは一切ないし。

「これまで、まつげさんのありがたさに気がつかなくてごめんなさい」でもない。

気持ちを、既存の言葉で簡単に置き換えたくないというのもあっただろう。

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子供が新しいことを知った時のように、「ねぇねぇ知ってる?まつげさんてスゴイんだよ!」と言いたくてウズウズしているところだから。

私は、それまで気がつかなかったことに気がつけた喜びでいっぱいなのだ。

まつげゼロという体験をしたからこそ得られた発見を、人と共有したいのだ。

私の身体に起きたことが、人体の素晴らしさを教えてくれたのだから。

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まつげさん、スゴイ!
まつげさん、ありがとう!


まつげさんの素晴らしさを感じられることが、地味に嬉しい。

そして今、みなさんに一瞬でいいから「まつげがある!」という幸せを感じてほしいと願う。

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ついでに書いておくと、残念なことに、私はオシャレやメイクに関心を持ち合わせていない。

美容に関しての興味とセンスとは、まったくご縁がないらしい。

ゆえに、「つけまつげ」なるものは自分でつけたことがなかった。

ただ、今回は「みてくれ的にどうよ?」と思う気持ちが若干あり、つけまつげにチャレンジしてみた。

キレイを追及している人たちは、毎回こんなことをしているのね〜と、心から尊敬する。

私の場合は、一日ももたずに片目のつけまつげが脱走した。

結果、しばらくの間、まぶたの筋肉体操をしながら、新しいまつげさんの誕生を待つことになりそうだ。

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毛には抜毛〜発毛のサイクルがあるという。

髪やまゆげなど、部位によってサイクルの目安が違うらしく、まつげは一度抜けると生えてくるまでにかなりの時間がかかるらしい。

ネタにでもしながら、気長に待つとしよう。


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