終活(シュウカツ)という言葉を聞いたことがありますか?
就活ではなく、婚活でもなく、妊活でもなく、終活です。

「最期をどう迎えるのか?」
人生のエンディングについて考えることを通して、
自分らしく生きるための活動
を“終活”と言うようです。

なぜこの活動に興味をもったかというと…。
わたしの母は今年で74歳になります。
3年前の3月に祖母を突然亡くしてから、母はにわかに身辺整理をはじめました。
その一環で出会ったのが“終活ノート”

以前、“自分史ノート”というのが秘かなブームとなったことがありましたが、
今は“終活ノート(エンディングノート)”を求める人がたくさんいるらしいです。

いくつかの終活ノートをちら見すると、だいたいの内容は、
1.自分の基本情報
2.治療の希望: 病歴・治療の希望(告知・延命措置・介護)など
3.財産の管理: 貯蓄・保険・年金・不動産・ローン・カードの情報など
4.死後の希望: 葬儀・お墓・供養など
5.各種契約リスト: PC・携帯電話・要解約手続きの契約など 
6.家族へのメッセージ: 遺言(遺言書の有無・遺品の対応)など
7.関係先一覧: 親族リスト・友人リストなど
が基本項目。

これに、自分史や家系図や趣味、思い出の話や写真、今気になること、
などの項目を追加してアレンジされているようです。

・自分自身の現状を理解する。
・「やり残したことはないか?」「これからできることは何か?」と心を整理する。
二つの活動が1冊のノートに集約されているのでしょう。

終活という呼び名であっても、
自分の心と向き合う活動は、就活や婚活と一緒でした。

ちなみに、大塚も終活してみたところ、
「最期は岩手の山林で樹木葬にしてもらいたい。」という希望が見つかりました。

そして、一番記入が難しかったのは、友人リスト。
一人思い浮かべては心が動き、相手とのこれまでの関係を考える、
実に奥深い時間となりました。

終活とは、終わりを意識することで、
「自分が何を大切にしたいのか」、「本当に必要なものは何か」、
シンプルに生きることに気がつける活動なのかもしれません。

終活・就活・婚活・妊活、きっかけはどんな形でもいいのだろうと思います。
みなさんも、時には心と向き合う時間をとってみてはいかがでしょうか。

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