本日更新のAmebaブログで「自己概念」のことを少し書いてみました。

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「自己概念」とは、自分が「わたしってこういう人」と感じている考えのことです。

それを知るために、やってみたらおもしろいかもしれないと感じた
簡単なチャレンジをひとつご紹介しようと思います。

ちょっとした遊びだと思って、気楽にやってみてくださいね。

1.まず、紙とペンを用意してください。
2.次に、「私は○○である」の○○に当てはまるものを20個、直感的に紙に書き出してみましょう。

さて、○○にはどんな言葉が当てはまったでしょうか?

今書き出した言葉が、あなたの「自己概念」の一部です。
客観的に見てみると、ある程度の傾向が出ているのではないでしょうか。

「こんなふうに自分を見ていたんだなあ」と思ってみてくださいね。
どんな言葉が当てはまったとしても、良い・悪いはありません。
これは「今、自分は自分をこう感じているんだ」と現状を把握するひとつの方法です。

もし、ネガティブな自己概念があって、それが今のあなたに好ましくない影響を及ぼしているとしたら、
その自己概念を変化させてみませんか。

○○にあるネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えてみましょう。
例えば、優柔不断→優しい、中途半端→責任感が強い、など。

物事には必ず両面があるのに、わたしたちは片面しか見ないことがよくあります。
短所と長所は、実は同じものの裏と表であることがほとんどなのです。
どちらの側面を見ようとするかで、そこから生まれる影響は180°異なってきます。
どうせならば、いい影響の方に投資してもいいのではないでしょうか。

もしもネガティブな自己概念をポジティブな言葉に書き換えるのがどうしても難しいならば、
このネガティブな部分が「こうなったらいいな」と思う言葉を当てはめてみましょう。

「私は暗い人である」→「私は明るい人である」のように。
紙の上のことです。思い切って気前よく書き換えてしまいましょう。

それから、「暗い」を「暗くない」のように否定形を使うことはお勧めしません。
わたしたちの感情や感覚には「否定形」が通じません。
引き寄せたい感情や感覚をリクエストするときには、肯定形を使いましょう。

「自己概念」は、
A. 自分が自分に対して感じること
B. 周りの人の言動・態度、周りの人からの評価
から形成されるといわれています。

「自分が自分に対して感じること」は、
感じているのは「自分」なので、あなたが感じ方を変えれば変えることができます。

周りからの評価なども、自分の感じ方が変われば、
これまでと同じ態度も異なった理解をして受け容れられるようになります。

自分自身の価値は、周囲から認められることで証明されるものではなく、
自分が「どのように自分を正当に評価していくのか」で決まるものなのです。

人は生まれながらにポジティブな側面をたくさんもっています。
ところが、自己概念を形成していく過程で、多くの誤解や誤認をしてしまいました。
過去に作った「自己概念」が今のあなたを制限しているならば、
もう一度見直しをして「すでに具わっているもの」に気づく必要があります。
 
自分自身が「素晴らしい存在だ」と気づいて受け容れることは、
これまで自分にあった感覚が消えて無くなってしまうので、こわさを感じるかもしれません。

でも、大丈夫です。

「暗闇の世界」から「光の世界」に“お引っ越し”をしましょう。
慣れないうちは居心地が悪いかもしれませんが、住めば都になります。

あなたが本来居るべき場所に居ることが、
あなたとあなたを大切に想う人たちに幸せをもたらすでしょう。

エクササイズにチャレンジしていただきありがとうございました。